▲中群山(なかむれやま) 741.2m
◆歩行時間:1時間38分(休憩10分 / うち30分車道歩き)
◆1/25000地形図:猪丸
◆歩行距離:未計測
◆交通:鉄道 : 該当なし
バス : 富士急山梨バス 初戸停留所、 田和停留所
乗合 :上野原デマンドタクシー 20-2停留所
◆行程 登り:
バリエーション
下り:一般道
富士急山梨バス 初戸停留所 ~ 県道18号線 ~ 白山神社 ~ 727m点付近 ~ 740m点付近 ~ ドクターヘリ離着陸場 ~ 腰掛地区分岐 ~ ヒロ牧場 ~ 中群山山頂 ~ ヒロ牧場 ~ 田和地区分岐 ~ 富士急山梨バス 田和停留所 ~ 県道18号線 ~ 富士急山梨バス 初戸停留所
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、
数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。
(承認番号 平25情使、 第329号)
体力
★★☆☆☆ 序盤の登りは道が安定しない急登。
眺望
★★★☆☆ 頂上一帯からはなかなか素晴らしい眺め。
技術
★☆☆☆☆ 取り付きさえ間違えなければ問題ない。
繁閑
★☆☆☆☆ ここだけを目標として登るハイカーは少ない。
総合
★★☆☆☆ 初戸地区から中群山を目指すバリエーション。
序盤のバリエーション部を抜ければ後はお手軽ハイキング。
早上がりを利用してミニ登山です。
前々から中群山を歩くつもりだったのに、あまり距離が取れないことからなかなか登れなかったこともあり、事前調査はばっちり。
15:20 富士急山梨バス 初戸停留所上野原市街から県道18号線を北上、初戸停留所を起点に今回の登山はスタートします。すぐ正面に見えているのが中群山の東側に延びる尾根。
あまり高さはないのにかなりせり出して厳しそうに見えます。
18号線の山側正面まで進むと権現山北尾根へと導く分岐が立っています。まずはこれに従い腰掛林道方面の集落へ。
取り付きは正面の寺社裏手にあるのでそちらを意識して歩きます。
集落を進むとすぐ右手に石を切り出した階段道が上がっていくのが見えます。私道のように見えるこの道で正解です。
ニラ
道の脇に咲く可憐な花。植えられたものでしょうか。
15:24 白山神社階段道を登っていくとどうやら初戸地区にある墓地に向かう道らしいことが分かってきます。正面に大きな木造の拝殿があり、右手上方を見るともうひとつ小さめな社が立てられています。
そちらの社に立つと下方に質素な鳥居があり、手彫りの様な地で白山神社と読めます。
回り込むように墓地へ。
墓地裏から取り付きます。
しばらくははっきりした道が尾根を巻くように付けられていますが、次第に不明瞭になるため適度な所で見切りをつけて尾根に乗り上がります。
ここから少しの間バリエーションの辛抱です。
15:45 林道合流厳しい尾根道が続きますが上部に上がるにつれ徐々に歩きやすくなります。
飛び出すように明るみに出るとそこは林道終点。
林道は車のわだちが僅かに残るオフロード。
時折左右の尾根?が歩けそうに見えますが、かなりの藪のため歩く気になれませんでした。そもそも林道までの坂道がきつくてかなり気勢を削がれました。
藪漕ぎというほどではないのですが、一部草が茂っていて歩き辛い箇所があり。
車もしばらく通っていないようです。
ヤマシロギク
キンミズヒキ
16:02 ドクターヘリ離着陸場トタン板で区切られた道に誘導され、馬止め?のゲート横からヘリの離着陸場に立ちます。こちらはしっかり人の手が入っていてきれいな草原になっています。
ヘリポート兼チビッコ広場とのこと。
ここからは南北によく開けた雄大な眺めを楽しめます。
ヘリポートより先は舗装路になっています。
アカツメクサ
オミナエシ
ヒメシャジン
この山域はかなり山野草が多いです。人の手が入っているのがかえって良い?影響を与えているのでしょうか。
16:08 腰掛分岐(ヒロ牧場)ゆるい坂道を下り腰掛林道からの登山道と合わせます。ここからは完全にヒロ牧場の敷地となり、スタッフの方が馬をひいていたり、小屋から顔を出す馬に挨拶したりしながら施設の間を抜けていきます。
コバギボウシ
紫と白のコントラストが素敵。
オオギバボウシは名前の通り大味な花の付き方をしますがこちらは控えめです。
乗馬練習場を右に見ながら西へ抜けると左手にひっそりと標識が。第一展望台、第二展望台とあるようです。
とりあえず第一展望台とされている方向へ進みます。
当初は籔っぽい道も丘の上部に達するにつれて歩きやすい道へと変わります。
16:11 中群山(741.2m)山頂丘の上にはあずま屋が立っています。入口に「中群山 741.2m」と小さな標識が付いています。これがなければ山頂であるか分からなかったところです。
足元には草に覆われた三角点もあります。
オニユリ
山頂は眺望がよく利き、特に南北に開けています。
ヒメジョオン
本当に山域一帯は山野草の宝庫。ぜひ花のシーズンに訪れることをお勧めします。
山頂から西側へ下りた所にある青い屋根のロッジ。
さらに西側に道は伸びていましたが今回の調査はここらにしておいてヒロ牧場側へ戻ることにしました。
ナツズイセン
まだまだ山野草。
ヌスビトハギ
かなり当たりだったようで、いたる所で花と出会えました。
センニンソウ
下りは牧場のクラブハウス脇から北へ、来訪用の車道を利用して田和のバス停へ向かいます。
16:30 富士急山梨バス 田和停留所車道の下方にある集落の間を通って降り立った先が田和のバス停留所。
カーブの角に立つ中群山、ヒロ牧場、ヘリポートの案内。
バスは来そうにもないので県道18号線を西へてくてく。
ヒメアジサイ
初戸川沿いは涼しいためか、まだまだアジサイは元気。
多摩川の源流の一つ、水が冷たくて気持ちいいです。
16:58 富士急山梨バス 初戸停留所20分ほどでスタート地点へ戻ってこられました。
そこそこ安全で、山野草も眺望も充実していて楽しい山ではないでしょうか。
そのうち西側の道や腰掛林道への登山道も歩いてみたいです。