・ 熊倉山(くまくらやま) 966m
・ 軍荼利山(ぐんだりやま/軍刀利山西峰) 970m
◆歩行時間:2時間分16(休憩15分)
◆1/25000地形図:猪丸
◆歩行距離:6.9km(GPS調べ)
◆最寄駅:上野原
◆行程 登り:
バリエーション
下り:一般道
黒田地区 観昌寺 ~ 534m点 ~ 758m点 ~ 関東ふれあいの道合流 ~ 熊倉山山頂 ~ 軍茶利山(軍刀利山西峰)山頂 ~ 軍刀利神社奥の宮 ~ 軍刀利神社本社 ~ 県道522号線 ~ 黒田地区 観昌寺
体力
★★★☆☆ 短コースだが上り下りともに急斜面。
眺望
★★★☆☆ 熊倉、軍茶利山頂ともに眺望はよい。好天に期待。
技術
★★★☆☆ 前半のルートファインディング、後半の急坂下り。
繁閑
★★☆☆☆ 稜線以外では登山客は少ない。
総合
★★★☆☆ 比較的安全なバリエーションと眺望が楽しめる。
ここ何回か眺望がいま一つのバリエーションばっかりな山行が続いていたので、そろそろいいとこ行きましょうぜと思って起きてみたら
お昼前。しかも天気はあんまりよくないときた。
(´・д・`)・・・
仕方ないので
熊倉山と、
生藤山・三国山とに登った時、それぞれに課題を見つけていたのでそれらを消化することを目的に今回の山行を組んでみました。
12:51 観昌寺黒田地区の寺院のマークがある場所付近から登ることにしました。とはいってもここから登れるといった情報を仕入れてこなかったので登れそうになかったら引き返そう、程度です。
無人らしいお寺の裏手には山沿いにお墓があったので一旦回り込んでそちらへ。
大体、山の斜面に作られた墓地の裏手には入山口があるものです。
お、あったあった。
かなり
荒れ気味ですが。
調べてみると墓地の両端に踏み跡はあり、北側の道のほうが薮もなくしっかりしていたのですが尾根を巻いていてどうも作業道っぽい。
今回は南側の尾根道を。
取り付き付近を過ぎればなんとやら、と思いきやまた薮が。
結構荒れた道になっています。
12:58 ガードレールしばらくで薮はなくなりそこそこ快適な道になった頃、尾根上に道を阻むかのような柵が。獣害防止用でしょうか。
左手には先ほどの作業道と思しき踏み跡も登ってきています。
13:02 石柱群地図上では尾根をひたすら高いほうへ登ればいいので柵を乗り越えて直進すると、古い墓地のような場所が現れます。
廃道らしいバリエーションの割には人の手がよく入っている感があります。
リンドウ
ちょうど花季ですね。
やっぱりリンドウが自生しているってことは定期的に人が立ち入ってるみたい。
リンドウの咲いていた場所を後に少しだけ竹林が続きます。
13:06 社訪れる人はいるんでしょうか?
所々左右から尾根へ合流する道が見られました。
13:18 井戸地区分岐10月26日の熊倉山の下りで利用したバリエーションと合流。
右手が井戸地区、正面が熊倉山方面です。
この先はバエリエーションらしからぬ状態のよい道。
以前下った時は感じませんでしたが歩きやすいもののなかなか傾斜があります。
高度を上げ、758m点に近づくにつれ紅葉が目立ってきました。
13:40 758m点傾斜が緩み、自然林の広場に出ます。ここが758m点圏峰。
ここまで結構飛ばしてきたので少し休憩。
ここから山頂まではまたきつい傾斜が続きます。
いつもぜぇぜぇ言いながら斜面の写真を撮るんですが、大抵は家のPCで見てみると臨場感がなくて、この写真もそう。どうすれば
これ登りたくないな的な表現が出来るんでしょうか。うーん・・・
13:59 分岐一度傾斜が緩み、再び稜線への傾斜がきつくなる頃斜面を西側へ巻く道が現れます。前回はここを見送って直登しましたが今回はこっちの細い踏み跡へ。
14:02 関東ふれあいの道 合流笹尾根に合流。
木には赤テープが付けられていて、ここがバリエーションの基点だということが分かります。
『道祖神』 『山之神社』と彫られています。
笹尾根はこういった石造物が随所に見られるんですが、誰がどういう目的で配したのかはわかりません。
あとは山頂までは快適な稜線歩き。
秋を肌に感じながらのんびり東へ進みます。
14:05 熊倉山(966m)山頂笹尾根に乗ってからすぐに熊倉山頂に到着。
黒田地区から1時間ちょっと。結構ハイペースでした。
山頂は誰もおらずしんとしていて、どんぐりや落ち葉で辺りはすっかり
秋模様。
秋空に富士山
曇っていて眺望は期待してなかっただけに思わぬ収穫です(・∀・)
ここから先は三国山を目指して笹尾根を西へ。
いかにも秋の小径といった風情です。
14:12 軍荼利山(軍刀利山西峰) 970mいったん急坂を登りなおしたピークには軍茶利山の標記がありました。
笹尾根の他に北側へ下る踏み後を見つけましたがこれは恐らくバリエーション。
地形図で見てみると結構長い尾根が延びています。
それ以外は特記することのないピークですが、後で調べたところ、この山を軍荼利山(ぐんだりやま/軍刀利山)とするのはどうやら間違いで、次のピークが本来の軍刀利山、ここは軍刀利山西峰と標記する向きがどうやら正しいようです。
次のピークへは緩い坂道。
14:19 軍刀利神社元宮何か建物があるな・・・と思って近寄ってみると軍刀利神社元宮でした。
ここに元宮があるとは知らなかったのでびっくりです。
そしてここが本来の軍刀利(軍荼利)山頂なんでしょうか。
山頂は富士山を正面に据えて道志方面の山塊が良く見通せます。
今回の目的は軍刀利神社元宮だったので三国山までは行かず、ここから下りることにしました。
井戸地区まで45分と書いてあります。
井戸地区までの下りは細いながらもしっかりとした道ですが
非常に急な坂道で少々危険です。
危なそうな所にはきちんとステップが切ってあったりザイルが張ってあったりと手厚い整備はされているのですが、それでも躊躇するような傾斜。きっと登るのも大変なんだろうなぁ・・・
元宮以南はこのプレートが要所要所で案内してくれます。
草名同定できず
色はトウヒレンっぽいんですが・・・
14:38 三国峠登山道 合流結局最後まで急だった道から三国峠へ至る登山道へ合流。
14:41 奥の院そこから沢沿いに下りていけば奥の院に到着です。
こないだ来たばっかりなので違うアングルで。
大桂はいつ見ても大きい。
ノジギク
境内の脇に多く自生しています。
この神社の由来によるものもあるんでしょうか?
今回は本社には立ち寄らずにそのまま境内を出ました。
ウツボグサ
道端にひょっこりと。
車道歩きは退屈なのでついつい道端ばかり見てしまいます。
15:11 観昌寺わずか2時間ちょっとでスタート地点まで帰ってこられました。
観昌寺裏手の墓地からも富士山が見えます。
今回は思った以上に眺望を得られたし、バリエーションも歩けたので短いながらも満足度はじゅうぶん。家に帰ったらGPSのログやら写真やらが楽しみだなぁ。
ジュウガツザクラ
と思ったら帰り道でサクラを見ることができました!!ラッキー!