・ 城山(しろやま) 510m
▲土俵岳(どひょうだけ) 1005.2m
◆歩行時間:2時間32分(休憩10分 / うち28分車道歩き)
◆1/25000地形図:猪丸
◆歩行距離:9.1km(GPS調べ)
◆交通:鉄道 : JR中央本線 上野原駅
バス : 富士急山梨バス 久野本停留所、大垣戸停留所
乗合 :上野原デマンドタクシー 47番停留所、43番停留所
◆行程 登り :
一部バリエーション
山中:一般道
下り :
一部バリエーション
富士急山梨バス 久野本停留所 ~ 県道18号線 ~ 猪丸地区 飯縄大権現 ~ 城山山頂(510m点) ~ 820m点 ~ 土俵岳山頂 ~ 1046m点 ~ 850m点 ~ 富士急山梨バス 大垣戸停留所 ~ 県道18号線 ~ 富士急山梨バス 久野本停留所
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、
数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。
(承認番号 平25情使、 第329号)
体力
★★★☆☆ そこそこの高低差、歩き辛い道に体力を奪われる。
眺望
☆☆☆☆☆ 山中ではずっと林の中。
技術
★★☆☆☆ 上り下りともに少々ルートファインディングの感はある。
繁閑
☆☆☆☆☆ 稜線以外は静かな尾根歩き。熊鈴の準備を。
総合
★☆☆☆☆ 笹尾根を目指す南側ルート。いずれも多少の荒れあり。
眺望もない上に傾斜もそこそこにあるので少々マニアック。
笹尾根エスケープルートの一つと見るのが正解か。
そろそろ涼しくなってきたので近場の笹尾根巡りを再開します。合間合間にあるピークには登ったことがあるのですが、それらを繋ぐ稜線、登山道はほとんど手つかず。今回は土俵岳から小棡峠付近までの稜線と、それぞれに至る登山道を埋めてみることにしました。
13:19 富士急山梨バス 久野本停留所上野原市街から県道33号線を北上、県道18号線に乗り換えてすぐの所にある停留所からスタート。
猪丸橋の手前にはちょっとしたスペースがあり、少しくらいであれば駐車できそうですが、これはあくまで自己責任で。
橋を渡った先、折り返すように集落へ登っていく舗装路があります。今回の目標の一つに城山(510m点圏峰)の登頂も含まれているので、そこへ至る登山道があることを願い急な坂道を登ります。
ツユクサ
ヒガンバナ
9月も終盤にしてようやく秋らしい装いになってきました。
13:26 入山口集落に入りしばらく登っていくと、右手に下っていく舗装路と、左手に登っていく私道のような道に分かれます。ここでひと思案。右手の道は明らかに尾根には登れそうにもないので左手の道へ進むと、付き当たりの手前に作業道とおぼしき草道が折り返しています。
飯縄大権現付き当たりから山手を見ると社が鎮座。
付き当たりの先はかなり荒れていて雑草がすごいことになっているのでそちら側には進まず、社の裏側の竹林を進みます。
竹は反発力が強く、乗り越えたりくぐり抜けたりするのもかなり大変で、できるだけ密度の薄い所を縫うように登らなければ体力が持ちません。
13:33 登山道合流しかし、ちょっと我慢して這い上がるとよく踏まれた道に出くわします。
先ほどの飯縄大権現の「付き当たり」から続いているんでしょうか?
登山道と合流してひと頑張りすると植林帯の端に出ます。ここまでくると傾斜も緩くなり、城山(510m点圏峰)の山頂付近ということに。
ただし、この辺りから急に道が不明瞭になります。
東側に注意して歩くと樹祠がひっそりと立っているのに気づくはず。
閂がしっかりと掛かっていて中のお札(神社名)は判別できず。
13:43 城山(510m)山頂社から北へ少し、山頂付近で言うと東側の地盤のしっかりした尾根に意識を持って歩くと、ワイヤーで酒瓶が逆さにくくり付けられた杉の木が現れます。この辺りが城山山頂、ということになるのでしょうか。
これは分かりづらい・・・。
他に山頂を示す目標物などはありませんでした。
13:46 鞍部城山山頂から北へ。ここからはまたしっかりとした道が続いています。
30m程下った鞍部には左右からも踏み跡が合流していて峠のようになっています。
そこからは辛い登りが続きます。
序盤には露岩の急登。それはまだいいのですが、道が枯れ枝の堆積したすり鉢状の登山道に変わると、とたんに足をとられて歩きづらくなります。また、指導標なども一切なく、写真のような赤杭がぽつぽつと立つのみ。これも登山標識として使えるかはあやしいです。
たまには歩きやすい場所も。途中何度か右手から踏み跡を合わせ高度を上げていきます。
14:27 石仏石仏?
14:31 石仏こちらは割れています。
14:35 土俵岳(1005.2m)山頂最後の最後でまた急登になり、肩で息をしながらの山頂到着。
眺望はないですが木陰が気持ち良い広場です。
山頂で少しだけ休憩した後は、西の小棡峠付近までゆるい道が続きます。
笹尾根の快適な稜線歩き。
オニアザミ
山野草もたくさん。アザミはそろそろ季節が終わりそう。
シモバシラ
アキノキリンソウ
このあたりが秋の主役ですね。
14:59 1046m点 分岐小棡峠のすぐ手前で標棡原地区を指す標識が立っています。折り返すように伸びる登山道に従ってってここから下りることに。
以前このあたりを歩いた時は日武連山(575m圏峰)方面から登ってきたので、今回は南側の大垣外地区を目指します。
コースはそこそこに踏み跡がありますが、所々で消えかかっている場所も。南へと尾根筋を外さないようにして歩けばさほど難しいコースではないものの、芦瀬地区への分岐を示す標識や、石仏を見かけることはできませんでした。
地区に近付くにつれだんだんと道があやしくなってきます。500m付近で西に逸れるつもりがそのままずるずると東に引きずられて耕作地に出てしまいました。
15:30 下山お寺の裏側、墓地になっている場所から下山。
畑の横を通過するのでちょっとここから登ろうという感じではありません。
お寺脇の小道から18号線へ。
15:40 富士急山梨バス 大垣戸停留所18号線に出た所には指導標が立っていました。やはり最後の詰めを誤ったようです。
コスモス
棡原分団第七部のある場所からスタート地点へは車道歩き。
狭い上に斜面に沿って頻繁にカーブしているので歩行者は気をつけましょう。休日はロードレーサーなども走っているので特に。
15:51 富士急山梨バス 久野本停留所猪丸橋まで戻ってくれば道も広くなり一安心。
さらっと登って下りてきたように書きましたが、傾斜もそこそこあって、かつビューポイントがなかったので休憩ポイントを定め辛い、しんどめの山でした。
そこここで荒れも始まっているようなので段々経験者向けになってきていることは間違いないです。特に下りでは地図をよく読んで歩いてください。